ゴート・アート　蓋付きジャー [A]

素朴でゴージャスでアートなジャー

ゴート・アート、つまり、乾燥させたひょうたんを使ったアートは世界の様々な土地で昔から行われてきました。楽器になったり、小物入れになったり、オーナメントや置物などのデコレーションになったりと、自然が作り上げた形から感性を刺激された人々の手によって、様々なものに仕上がっていきます。

ここアメリカでも、アーティストのソサエティが設立されてから80年近い歴史があり、全米にゴート・アートを楽しむ人たちが散らばっています。アメリカで作られているゴート・アートは、どことなくネイティブアメリカン的な空気を彷彿とさせます。ナバホやホピなど、ゴートを使ったアートを、人々が趣味として始めるよりずっと前からしつづけ、生活に根付かせている人たちの影響があるのではないかと思います。

こちらの作品は、まるごとのゴートを有効に使った、蓋付きのジャーです。カリフォルニアのロータスというところに住む、ジョイス・キャンベルさんの作品です。蓋ののぶは木の玉、その左右にはジャスパーのタンブルがほどこされています。美しい流線型のドットにターコイズ色のペイントが美しく、サウスウェストのプエブロ・インディアンの世界を髣髴とさせます。

ゴートはとても軽く、丈夫な素材です(といっても乱暴に扱ったら壊れますが)。お部屋のアクセントにもいいですし、リラクゼーションサロンなどをされている方なら、お客様がはずした時計やジュエリーなどの保管に利用しても素敵です。