ホピメイデン [S.Quandelacy41]

豊穣の女神

　　　　
このフェティッシュは、Sandra Quandelacy の作品です。Quandelacy(クァンデレイシー)一族はコレクターさんたちには知られたご家族で、特にStewartのベアはズニフェティッシュの本の表紙などにも取り上げられているので、見たことのある方もいらっしゃるかと思います。サンドラはスチュワートの妹さんで、特にメイデンのフェティッシュを得意としています。

　
こちらは、ここ数年アメリカでとても人気のクリソコーラ・キュープライトを使って作られたメイデンです。裏表、両方に顔がある、ダブルメイデン。つまり、背中合わせに２人いる感じです。髪を結っているのは、ホピメイデンと呼びますが、独身の女性はこのスタイルなんだそうです。昔のズニの写真を見ると、こういう髪をしている女性がたくさん写っています(^^)。
　　　
この石は、「ソノラ・サンセット」あるいは「ソノラ・サンライズ」という通称名で流通しています。その名のとおり、メキシコのソノラから来た石です。この石のエキゾチックな色の混ざり具合と、風格あるサンドラのメイデンがとてもよくマッチしています。
　　　
このソノラ・サンセットの赤い部分の色なのですが、ご覧のとおり、とても複雑な色味で、光線によって、赤紫っぽく見えたり、茶色く見えたりします。だいたいその中間くらいと思っていただければよいかと思います。とても美しい石ですよ！(そして人気なのでこちらでは石自体が高価です)
　　
ズニにとって、コーンメイデンはグレイトスピリットにより創造された、豊かさをもたらす女性として崇められています。コーンは乾燥地域のインディアンたちにとって、大切な食料のひとつで、豊穣、または生命を意味するものでもあります。また、メイデンはズニとホピの女性の象徴でもあります。ズニとホピはカチーナ文化を持つ兄弟プエブロです。